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「at that time」と「then」の違い

「at that time」と「then」の違いとは

基本的な意味は、どちらも「その時」という意味ですが、微妙な違いがあります。

「at that time」の意味
特定の瞬間や期間をはっきりと示すニュアンスがあります。
時間を特定する際に使います。

「then」の意味
特定の時期を示しますが、あまり具体的でないボンヤリとしたニュアンスがあります。
大まかな時期を表現する際に使用されます。
「then」の追加の意味
「それから」や「その後で」といった意味もあります。

前置詞の「at」は、「~に,~で」という意味で、一点を指し示すイメージがある言葉です。たとえば、「at 3 pm(午後3時に)」と言えば、時計の針が3時を指し示しているイメージです。
そして、「that」は「その,あの」という意味で、対象を特定する代名詞なので、「that time」は特定された時間や期間を表しています。
ですから、「at that time」は「その時」と指し示している時間や期間がハッキリしているというニュアンスになります。

「then」も「その時」という意味で、特定の時期を表す言葉ですが、「at that time」と比べると、もっとボンヤリとしたニュアンスになります。

「at that time」と「then」は時を表す言葉ですが、場所を表す言葉で例えると、「at that place(その場所で)」はハッキリとした場所です。「there(そこ)」はボンヤリとしたそこの場所です。これと似たようなハッキリとボンヤリの違いがあると考えると分かりやすいです。